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スカイリムで遊ぶ 0話 - 2015.10.17 Sat

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 文学部は世捨ての墓場であると揶揄されてから時はすでに久しい。或いは拝金主義者の奢りにせよ、
実践的知識という意味においてのSpecialtyに乏しい文学部は必然的に低く見られるのである。
そもそも文学部の如き学問は、かつて富をわが物にした貴族共の果て無き道楽の類であり、
金に余裕のある者にしか踏み入れられぬ世界と偏見を持たれても仕方あるまい。
文化に富んだ国家、或いは地域というものは、実学において確固とした基盤を有しているのである。
さもなければ、誰が法規や政治、テクノロジーの開発を投げてまで、文化を興さんとするだろうか?

 文学部の冷遇はやはり就職に出てくるだろう。呪毛無とて例外ではない。3年後には泣きを見ることになるのだ。しかし、大学に入り実学を養い就活で食い扶持を見つけるというこのプロセスが、文学部には存在しないという点は興味深い。微々として存在するにせよ、彼奴らの就職願望の如きは、未来を予見できなかった者の愚昧であり、就職を求めるのであれば、好むと好まざるとに関わらず文学部などではなく、愚直にも実学部に行けばよかったのだ。

 そう、文学部には労働意識がない。就職願望が無為に等しいこの世界で、或いは幾重もの困難を乗り越え受験を制した者が行きつくターミナスにおいて、悲嘆なる冷遇を横目に、学部生は人文社会なるものを視座に据える。呪毛無の入りこんだ魔境とは、かのようなものであった。悍ましい世界だ。教授自身が、実学を下賤と見下し、アカデミズムの崇高性を説いていた。この世界はとてつもなく狭い。世間に隔離された地域だといってもいい。国立大学は文系学部廃止に舵を切っているが、もしこの先私立ばかりに文学部が委ねられたのだとしたら、この世界はより狭く、より小さく、より暗いものとなるだろう。

 が、しかし文学部に身を投じた無謀人は歓喜すべきである。それこそが文学部が開かれた世界であるという逆説なのだ。実学の得るべき世界は、すなわち労働の達成に焦点が当てられているのであり、それは1つの道でしかない。蓋し多くの若者がこの世界を渇望するのは、先に述べた拝金主義に依るものだが、対して文学部なるものの深淵はどこまでも深く、地平はどこまでも広い。なぜならば、それが労働に関与せずとも良いからものだからだ。呪毛無はその狂気を文学部に見出し、喜びを得た。ああ、実学とはまさしく船の舵取りであり、虚学とはまさしく船の行き先なのだ。

 かくして呪気無は狂乱に満ちた。曖昧の中で呪毛無はある種の自由を得た。文学部は遊ぶんがくぶなのだ。遊ぶことが学問であると堂々と言える学部がほかにあろうか?ゲーム学部?それはもはや大学ではない。遊びを文学的に解釈するという体がアカデミズムへの顔向けであるのだし、またそれが、社会換算的であるという文句として実学への顔向けにもなる。すなわち遊戯の肯定は文学の特権である。

呪毛無はボロ着一つで塒を出でた。守衛に会釈し、永きに渡る旅の餞を送った。そして深き闇に進んでいく。
そこにはもはや躊躇いはない。あるのはひとつ、スカイリムに溺れゆく亡者の姿であった。

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